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SideA_04「都会の月」鈴ノ木ユウ

更新日:2024年10月20日

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「都会の月」作詞・作曲:鈴ノ木ユウ


2023年12月23日、中尾さんと鈴ノ木さんのユニットyou two...のライブ撮影で、初めてスージーさんのこの曲を聴いた。囁くように歌う声は母性本能をくすぐるような幼さがあり、少し必死に叫ぶ声は胸がぎゅっとなるよな切なさがある。それがyou twoでは中尾さんのどこか温もりのある声に包まれて、冷静と情熱のようなハーモニーとなる。


今回スージーさんに録り下ろして頂いた音源は、実は昔の原曲とは歌詞が少し異なり、私が初めて聴いた2023年バージョンなのです。特に最後の「だから歩き出した 君に会いたい!」の所は、私がこだわってしまった部分で。原曲の「だから歩き出した 君に会いに行かなくちゃ」だと少し弱いイメージが残って(それはそれで素敵なのですが)、私が前進する歩みのイメージ、決意表明的な「会いたいっ」のまま歌って頂いたのでした。


SideA_05の曲に三日月が出てくるので「都会の月」は満月がいいなと思った。だけどただ綺麗な満月ではなくて ”こなっぽい” ”白く儚く揺れ” た月でなくてはならなかった。スージーさんのような儚い月でなくてはならなかった。

私は毎日 月齢カレンダーとにらめっこ、わずかなチャンスを毎月狙って月を追いかけた。

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”地べたで膝を抱えてる” ”人波がぼやけて見えたのは誰かのついたため息のせいかな” ”東京で生きたい僕ら” の焦りや不安感は、新宿の人ごみの中スローシャッターで撮影した。

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凄くこだわった「会いたい」の部分。これも新宿で撮影。凄く気に入っていて、当初これを個展のメインビジュアルにしようかと思ったのだが、テーマを「歩み」とするには少し急いでいるよなぁ...となった。

だから歩き出したというのが、漫画家として歩む決意をしたスージーさんの道のりにも今は重なり、私がこの4年で前進している道のりとが自分のなかでリンクしてこの曲を扱わせて頂きました。

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ちなみに、この作品を印刷する際、モノクロの黒々さを抑えるために和紙に印刷しました。それによって黒も落ち着きが出て、この曲の儚さに近づけたように思います。中尾さんのおかげでスージーさんにも出逢うことができました。ありがとうございます。


【live information】

2024年12月29日(日)at吉祥寺スターパインズカフェ

「youtwo..ワンマンLIVE〜Thank you 2024〜」

出演▶you two..(鈴ノ木ユウ/中尾諭介)ゲストミュージシャン(ツチヤカレン/他)

open 17:30/ start 18:00

前売 4000円/ 当日4500円

チケット▶コチラから



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