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吐く息

引き続き金子みすゞさんの本を読んでいるのですが、彼女が「金魚」という詩の中で "月や花や金魚の吐く息" を扱っている箇所があるんです。

月は光を吐き、花はにおいを吐き、金魚はきれいな宝玉(たま)を吐くのだと。


吸う息より吐く息に着目するというのは、私も写真を撮る時に少し意識する事があって、

どんな写真を好むかというのは人それぞれだと思うのですが、

力を抜いた時っていいなって想うのです。


それがまた捉えるのはなかなか難しいんですがね。

力を入れた時の方が断然、撮りやすいでしょうから。


ライブに向かう時、できるだけ同じベクトルというか、おなじような意識で向かいたいなというのがあり、

勝手に自分の中で何かを課したりするんですよね。


今はどんな心持ちで臨めばよいか思いを巡らせているところであります。

ギャラリーページも更新したので、パソコンなど大画面で眺めてみてくださいね。

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