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撮りたいもの撮りたくなり

あれは6、7年くらい前だったと思う。いつもライブを観ているBlanket Cherryの大野英樹さん(その頃はまだJET LAG MAKERSだった)と話をしていて、最近好きな曲があって・・・中尾諭介の「東京12月」って言うんだよぉって教えてくれたのだった。


私もすぐにyou tubeやネットで調べて、それはとても好きな曲となった。その切ない歌詞に加えて、情景が浮かんでくるような世界観が、どこか英樹さんの音楽にも通じるように感じた。

公式の通販でアルバム「東京インディアン」と「オレンジの太陽」を買い、ようやく初めて中尾さんのライブに行けたのは、2017年3月3日@渋谷SONGLINESだった。その後バンドも観に行かなくてはと思い、in the soupを観に行ったのは、2017年5月28日@下北沢SHELTERワンマン。

そして曽我さんたちと年に一度やっているONE NIGHT STANDは毎年本当に楽しみで “あぁ、中尾さんだからなんだろうな。素敵なミュージシャンがこうして一緒に演るっていうのは...” と想ったりした。


そうしてなんとなく憧れていたアーティストだが、今年の4月7日に吉祥寺GBでの弾き語りワンマンに行き、私は凄く撮りたいと思ったのだろう。いつもは余程のことがない限りライブで泣いたりはしないのだけど、1曲1曲が心に沁みて、もう景色が涙でぼやけて仕方がなかった。(ここで「思ったのだろう」と書いたのは、後に確信した日があったから)


7月21日、下北沢RHAPSODYでの弾き語りライブは、当初ツーマンライブの予定だったが、急遽ワンマンとなった事で、結果的に中尾さんのルーツが垣間見れるような貴重なライブとなった。

1部はコンセプトとして「この曲がなかったら、今の自分はないだろう」というような原点の曲を唄い、その次にその曲からインスパイアされてできたであろうオリジナル曲を唄うという流れだった。(できたであろうと書いたのは、直接的なインスパイアに限らず、中尾さんの中でそのルーツの曲があったからこそ、それが刺激となり後の音楽に影響しているという意味である)

それで中尾さんがMCで言ったのだった。「これからも突き抜けたいと思っています。おんなじとこをグルグルしているつもりはありませんので...」と。その言葉がとても心に刺さり、私も「night rider」の歌詞のように “見えないものを見たくなり、届かないもの触りたくなり” 撮りたいものを撮りたい と確信したのだった。


命が永遠ではなくて、もし自分の余命が短かったら(そうデヴィッド・ボウイの最期のように)きっとやりたい事をやるだろう。命は決して永遠ではないのに、撮りたいものを撮らないなんて。

・・・そうして今に繋がっています。次に撮影させて頂くライブがこちらです!!


2022年11月25日

『2022年晩秋 中尾諭介弾き語りワンマンLIVE at 吉祥寺ROCK JOINT GB』⁡

OPEN 19:00 START 19:30

前売り¥4000+1drink/当日¥4500+1drink⁡

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フライヤーとポスターに写真を沢山使って頂きました☺

「フジロックやライジングサンに出ていたあの頃よりずっと、今がいいと思ってる。

どんどん良くなっていきますから!」という中尾さんのワンマンライブ、是非多くの方に体感して頂きたいです!

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