言葉を綴るという事
大昔から何個かブログを開設していて、かつては言葉を綴るのが好きでした。
よくもまぁ...あんなに長文を頻繁に恥ずかしげもなく書けたものだと、今にしてみれば思います。
今よりずっと内省的だった上に、今よりずっと情熱的だったので、内に秘めていれない想いが溢れ出ていたんでしょうね...
今ではいろんな想いが交差して、言葉を綴るという行為が容易くできません。
それはとても責任の伴う行為で、勇気のいる行為なんじゃないかと思うのです。
だけど言葉でしか伝わらない事もあるでしょうし、同様に、言葉ではない手段でしか伝わらない事もあるでしょう。
先日、とても胸が熱くなった素敵な出来事があったので、ここに残しておきたいと思います。
彼女とはライブハウスでしかお会いできないけれど、ずっと同じ人・同じ音楽を好いているという共通項だけでつながっている関係で、今流行りのSNS等では一切繋がりのない状況です。
このコロナ禍ですので、そんなに頻繁に会えるわけでもなく、先日ライブハウスで再会しました。
好きなバンドを観終わってまったりしていると、なんだか切羽詰まった感じで声をかけてくれたのです。
このブログで個展の時の作品をみて下さって、その想いをいつか伝えようとずっと想っていてくれたようでした。
・・・とても、とても嬉しかったです。
そっくりそのままの彼女の言葉ではありませんが、
「その楽曲に対してのそれぞれ強い想い入れがあって、それを自分の表現として形にして出すなんて…とても勇気のいる事なんじゃないか...凄い事だよ!」と言ってくれました。
私も今、上手く説明できないけれども、彼女もその時、上手く説明できないのだけれど‥と言っていました。
彼女ももともと言葉で伝えるのは得意ではない方かもしれませんが、何かの衝動にかられて、こうして伝えてきてくれたのかと思うと胸が熱くなりました。
私の中でもその曲はとても大事な曲であり続けますが、彼女の中でも、きっと一生大事な曲であり続ける曲だと勝手に思います。そんな曲に自分の表現を投影してしまいました(笑)
私は、カメラや写真が好きで好きでどうしようもない、というわけでは正直ないです。
だけど、好きな音楽があって、好きな人たちがいて、それはもっと伝わったらいいなという想いがあります。
改めて、私の写真から何かを感じてくださった彼女や、これまでメッセージを下さった皆さんにありがとうと伝えたいと思います。
P.S.
写真は関係ないですが、手をつないでいるような二人です。
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